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地域密着型薬局が挑む認知症予防〜「早期の気づき」と「備え」で地域を守る〜

たま調剤薬局

導入先薬局様紹介

薬局長 瀬戸口 達人 様(左)  薬剤師 瀬戸口 雅代 様(右)
川崎市麻生区にある「たま調剤薬局」は、開局から30年以上、地域住民の健康を支え続けています。1日平均80〜100枚の処方箋を応需し、小児から100歳を超える高齢者まで幅広い年齢層が訪れる、まさに地域の「かかりつけ薬局」です。同薬局では、地域包括支援センターや認知症カフェとの連携を深めながら、『認知機能セルフチェッカー』を活用した認知症予防の啓発活動に取り組んでいます。

サービス導入前はどんな課題を持っていましたか?

-------- たま調剤薬局のある川崎市麻生区は、平均寿命が日本一(男女とも全国1位)である一方、高齢化率が24.9%と川崎市内で最も高い地域でもあります。健康意識が高い住民が多いものの、「気づかないまま認知症が進行してしまう」という課題は避けられません。 薬局には30年以上通い続けている患者様も多く、薬剤師は患者様の変化(短気になった、少し様子が違うなど)に気づきやすい立場にあります。しかし、これまでは認知症の症状がかなり進行し、生活に支障が出てから受診するケースが多く、薬局としてその前の段階(MCI:軽度認知障害)で「気づき」を与えることができていない、病院へつなぐきっかけを作れていないことにもどかしさを感じていました。 そこで、認知症になってからではなく、なる前の段階からアプローチし、地域住民が「備える」ためのツールが必要だと考えていました。

サービス導入の決め手はどこにありましたか?

-------- 認知症に備える準備として、「自分を知る、家族を知る、考えるきっかけ」を与えるものを探していました。『認知機能セルフチェッカー』は、わずか5分程度で測定ができ、その結果をもとに薬剤師が生活習慣や服薬管理のアドバイスを行える点が、調剤薬局の機能と非常に相性が良いと感じました。 また、半年〜1年ごとに再チェックを行うことで変化を見守ることができ、結果に応じて医療機関や地域包括支援センターへつなぐことも可能です。 調剤薬局という身近な場所で、MCI(軽度認知障害)という言葉や状態を知ってもらい、「ここからなら戻れる、予防ができる」というポジティブな気づきを広めるために導入を決定しました。

活用方法を教えてください

-------- 薬局内での活用に加えて、地域の自治会や老人会のイベント、地域包括支援センターと連携した健康イベントなどへの出張測定も行っています。 イベントでは、参加者が楽しみながら測定を行い、結果に応じて薬剤師がアドバイスを行います。 点数が芳しくなかった方には、かかりつけ医への相談を勧めたり、地域包括支援センターにつないだりするほか、生活習慣(運動、食事、睡眠、社会参加)の改善や、服薬管理の見直し(飲み忘れや重複服薬の防止)を提案しています。 免許返納や更新に悩む高齢者に対しては、自信を持ってもらうため、あるいは家族と話し合うきっかけ作りとして活用いただくこともあります。 たま調剤薬局での認知機能セルフチェッカーの活用風景 たま調剤薬局での認知機能セルフチェッカーの活用風景

サービス導入による効果はありましたか?

-------- 導入の大きな効果は、地域包括支援センターや福祉関係の方々に薬局の活動を知っていただき、「顔の見える関係」が築けたことです。薬局が地域での見守り役の一つとして機能していることが認知されつつあります。 利用者様からは「面白かった」「安心した」という声が多く聞かれ、病院での検査には抵抗がある方でも、イベントや薬局でなら「やってみたい」と積極的に参加いただける傾向があります。今後は、若い世代も含めてMCIへの理解を深め、早期発見により「戻れる」「維持できる」ことを広めていきたいと考えています。

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