認知症予防におすすめのアプリ3選!クイズ、間違い探し、認知機能低下を早期に察知する方法も解説

「認知症予防のためのアプリがあると聞いたものの、どのスマホアプリが良いのか分からない」このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

 

この記事では、認知症予防に効果があると期待されており、主に脳機能のトレーニングや健康管理を行うためのスマホアプリについて解説します。

 

また、認知症の予防のために日常的にするべきことも併せて紹介しますので、認知機能低下の早期察知および定期的なセルフチェックを行うための参考にしてください。

 

認知症予防アプリにはどんな種類がある?

近年、認知症予防が期待できる方法として、スマートフォンのアプリ利用が幅広い支持を集めています。

スマホはすでに多くの人が所持しており、かつ、ほぼ毎日のように使う物であるため、認知症予防のために継続的に行動するには使いやすいデバイスです。

 

認知症予防が期待できるアプリには、主に以下の4種類があります。

 

  • クイズを解くタイプ
  • パズル・間違い探しなどミニゲームをおこなうタイプ
  • 運動量・歩行量を計測するタイプ
  • 認知機能を測定するタイプ

 

それぞれの特徴を詳しく解説します。

 

クイズを解くタイプ

一問一答などの簡単なクイズゲームをするアプリです。

クイズを通して昔を思い出したり人生を振り返ることで、心の安定やコミュニケーションの活性化に繋げるなどの効果があると考えられています。

 

クイズの内容は、曜日を答えるような簡単なものから、歴史の偉人の名前を答えるような記憶力を試すものまで様々です。

1日10問や1日5分などゲームで遊ぶ時間や範囲を決めて行うと毎日継続しやすいでしょう。

 

パズル・間違い探しなどミニゲームを行うタイプ

パズルや間違い探しといった小さなゲームをするアプリです。

操作がシンプルで分かりやすい物が多いため、普段スマホアプリを使わない高齢者の方でも手軽に始めることができます。

 

ミニゲームの内容は、図形を使った簡単なパズルや間違い探し、漢字や数字を使ったクロスワードなど幅広いジャンルがあります。

 

運動量・歩行量を計測するタイプ

日々の歩数や歩行距離を測るアプリです。

最近の研究では、歩行等による一定かつ継続的な有酸素運動により、認知症予防に一部効果的であることが報告されています。

 

例えば、70~80歳の女性を対象にした認知機能テストの成績と運動習慣の関係についての研究では、少なくとも1週間に90分歩く人は、週に40分未満の人より認知機能が良好であることが報告されています。( 東京都健康長寿医療センター研究所)

 

毎日のウォーキングにより歩数や歩行距離を計測することで、自分の体力を客観的に把握できることに加え、足腰も鍛えられます。

健康寿命を伸ばすためにも毎日継続して運動することが有用だと考えられます。

 

認知機能を測定するタイプ

スマホアプリの中には、簡単な認知機能をチェックできるタイプもあります。

認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)を早期発見し、将来の発症予防を行うためにも、日頃から認知機能の状態をセルフチェックすることは有用だとされています。

 

認知機能チェックは簡単で、数問のクイズに答えるものやスマホの画面にイラストを描くものが多く、結果は点数などで表示されるため、過去のデータも記録として残せるアプリもあるようです。

 

おすすめの認知症予防アプリ3選

それでは、どのような認知症予防アプリが実際に高い評判を得ているのでしょうか。ここでは、以下の3つをご紹介します。

 

  1. 脳にいいアプリ
  2. 太陽生命の健康増進アプリ
  3. 毎日脳トレ

 

脳にいいアプリ

「脳にいいアプリ」は、脳科学に基づいてつくられた脳の健康維持アプリです。

 

近年の脳科学において、認知症予防に効果的と言われている「運動・食事・脳刺激・ストレス緩和・社会参加」の5つの要素すべてをアプリで管理できる機能が掲載されています。

 

また、アプリ内に人工知能(AI)を搭載していることも特徴です。

アプリの利用状況や活動内容をAIがリアルタイムで学習して、利用者に最適な活動を提案してくれるため、ご高齢の方も無理なく楽しみながら使い続けられる点が魅力です。

 

対応機種 iOS/Android
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太陽生命の健康増進アプリ

 

「太陽生命の健康増進アプリ」は、歩行・睡眠・脳トレといった様々な観点から利用者の健康増進をサポートし、みまもり機能も兼ねそなえた無料の健康管理アプリです。

 

「太陽生命の健康増進アプリ」では、スマホを持ち歩くことで、自動的に歩数計測をしてくれます。

また、歩数の達成状況に関して、ほかのユーザーと競い合えるランキング機能も搭載されています。

 

脳のトレーニングにはパズルやクイズなどがあり、毎日更新されるため、ゲーム感覚で楽しみながら脳を鍛えることができます。

 

「みまもり機能」は、家族や友人などアプリを持っている人同士で1時間ごとの歩数チェックができる機能です。

一定時間アプリに歩行が記録されなかった場合、みまもり機能に登録している家族や友人にアラーム通知が発信されます。

そのため、離れて暮らしている家族を安心して見守ることが可能です。

 

対応機種 iOS/Android
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毎日脳トレ

 

「毎日脳トレ 1日5分で頭の体操」は、その名の通り1日5分の脳トレで脳の活性化や脳レベルの測定ができるアプリです。

豊富な18種類ものゲームが用意されており、すきま時間を使って気軽に脳トレができるため、毎日楽しく続けることができます。

 

また、1日1回の脳年齢の測定によって、日々のトレーニング成果を確認することができます。

 

対応機種 iOS/Android
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Androidはこちら

 

認知症予防にはゲームに加えて定期的な認知機能測定も有用

手をつなぐ老夫婦

認知症予防のためには、日頃からスマホアプリなどで脳機能を維持することに加えて、認知機能の状態を定期的に把握し、認知機能低下を早期に察知する事が重要です。

 

ここからは、認知機能の低下の早期発見や定期的な認知機能チェックが大切な理由や、定期的に認知機能を評価できる方法をご紹介します。

認知症は早期発見と定期的なセルフチェックが重要

認知症は、早期に発見して適切な治療を施すことで、その進行を遅らせられる病気です。

 

そして、早期発見には定期的に認知機能をチェックすることが重要になります。

MCI段階で発見すれば進行を抑制できる

認知症の一歩前の段階にMCI(軽度認知障害)という状態があります。

物忘れなど認知症に見られる症状が出ているものの、その程度は軽く周囲に影響を及ぼすほどではない状態です。

 

 

しかし、軽度とはいえMCIを放置すると、その中の約1割の方は1年以内に認知症を発症すると言われています。一方で、もしMCI段階で適切な治療を施すことができれば、健常な認知機能まで回復する可能性が14〜44%もあるとされています。

 

つまり、認知症を深刻化させないためには、少しの認知機能の変化に気づき、適切に対応することが有用であると考えられます。

 

アプリと定期的な認知機能測定で認知症予防をしましょう

ここまで、認知症予防の一つの手段として、脳機能の維持や健康管理に効果が期待されているスマホアプリについて解説しました。

このようなスマホアプリには、高齢者の方も手軽に出来る簡単なクイズゲーム形式のものから、健康管理の測定ができるものまで、様々なタイプがあります。

 

毎日継続することで認知症予防の効果がより期待できるものとなる可能性があると言えるでしょう。

 

認知症は、発症前に認知機能の低下を早期発見できれば進行を遅らせられる病気です。

早期発見のためには、定期的かつ恒常的に認知機能を測定し、小さな変化に気づける環境を作っておくことが有用だとされています。

 

ぜひ定期的な認知機能測定の習慣を作ってみてはいかがでしょうか。

 

※本記事で記載されている認知症に関する内容は、専門家によって見解が異なることがあります。

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